ジャグリングというと、サーカスや大道芸のイメージが強いですが、それだけではありません。ジャグリングは、簡単にできて軽い運動に最適な生涯スポーツとして注目されています。
そこで、ジャグリングを始めてみたいけどジャグリングってどういうものがあるの?という疑問にお答えしてたくさんあるジャグリング道具をできるだけ紹介していきます。
目次
ジャグリングとは
ジャグリングで一番有名な道具は「ボール」を使ったお手玉ですが、他にも楽しいジャグリング道具はたくさんあります。
そもそもジャグリングとは「複数の道具を同時に操る」ことです。お手玉に限らず、全身を使って複数の道具を操り、色々な技を行うジャグリングはかなり幅広いものなのです。
種類が豊富なので、きっと自分に合ったジャグリング道具があるはずです。どうぞ最後までお楽しみください。
ジャグリングと健康
「ジャグリングをすると若返る」といっても過言ではないほど、ジャグリングは健康に良いです。
適度な運動をしつつ脳も使うため、心身ともに健康になる、というわけです。
詳しくはこちらの記事で解説していますが
とにかくジャグリングはやってみる価値あり!ということです。
ジャグリング道具の選び方
冒頭でもジャグリングは様々な種類があるといいましたが、本当に様々です。大きく分けても6種類以上、細かく分けると数十種類にも分けられるのではないでしょうか。
それぞれの道具ごとに特徴があり、投げる、回す、叩くなど、様々です。
特徴をつかめば、その応用で他の道具でも楽しめますので、色々な道具を触ってみることをおすすめします。
まずは、パフォーマンスの動画などを見て「かっこいい」、「やってみたい」と純粋に思った道具を始めてみるのが良いと思います。
分類
ジャグリング道具は大きく分けると
- トス系
- ストリング系
- スイング系
- コンタクト系
というように分類することはできますが、あくまで道具の特徴の一部が似ているというだけです。
実際にはもっとバリエーションの多い動きをするので、「スイング系だけどコンタクト系の動きであるアイソレーションもする」というコンタクトポイなどもあります。
ジャグリング道具の紹介
それでは大まかな分類ではありますが、できるだけたくさん道具を紹介していきたいと思います。
トス系
トス系に分類したものは、主に「投げる」という動きをメインに行うジャグリング道具です。
最もメジャーなジャグリングであり、「カスケード」という3つの道具を交互に投げる技が基本です。
ボール
「ボール」はトス系の道具の中でも、最も基本的な道具です。
完全な球なので、回転を考えたりしなくて良いのが特徴です。安定して投げたり、キャッチしたりすることできます。
他のトス系の道具をやってみたい場合も入門として「ボール」から始めることをおすすめします。
また、ボールならではの、体を転がす「ボディーロール」などのコンタクト系の技とも組み合わせることが可能です。
そして、扱いやすく細かい動きができることも大きな魅力の一つと言えます。
ボールの種類についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
どのボールを使ったら良いか悩んでいるトスジャグラー必見!長年使っているおすすめのボールを解説
クラブ
サーカスのピエロや大道芸人が使うことが多いため知名度も高い道具「クラブ」です。よくボーリングのピンのようであるといわれますが、「クラブ」の起源は棍棒です。
持ち手があり、棒状なので、1回転で投げなければならないので、「ボール」よりも難易度が上がります。
その代わり、細長い形状を生かしたスイング系の動きや、バランスなどがやりやすいです。
ボールに比べて面積が大きい分よりダイナミックな技を行う事が可能です。
クラブについてはこちらの記事でより詳しく解説しています。
【おすすめ】ジャグリング用クラブの種類を紹介!【クラブ10選】
リング
「リング」は輪っか上のジャグリング道具です。
大きさ、太さなど様々な種類がありますが、一般的には平べったく、CDを大きくしたような形をしています。
回転をかけて投げ上げ、ジャグリングをする道具です。縦に回転をかける、横に回転をかける、見せる面を変えるなど工夫次第でたくさんの見せ方が可能です。
形状上、縦の面積がほとんどないため、道具同士がぶつかりづらく、より多くの数を投げる「ナンバース」という競技に向いています。
ストリング系
ストリング系と分類したものは、主に紐、糸を使ったジャグリング道具です。糸を使ってコマを操る「ディアボロ」が人気です。
ディアボロ
別名中国ゴマとも呼ばれる道具「ディアボロ」です。両手にハンドスティックという紐で結ばれた棒をもってコマを操ります。
糸とコマがつながっていないヨーヨーのようなもので、つながっていないため高く投げ上げることができます。また、体の周りを通したり、ハンドスティックを投げたりすることもあります。
複数のディアボロを同時に操る技や、ディアボロの向きを90度変えて縦向きに操る技などバリエーションも豊富です。
【メーカー別】ディアボロの種類とおすすめまとめ【初心者から上級者まで】
ヨーヨー
日本ではおもちゃ屋さんでもたくさん見かけることができる道具です。「ヨーヨー」はジャグリング道具としてではなく、スキルトイ、知育玩具などとして有名です。
競技人口も多く、世界レベルで大会なども頻繁に開かれています。
最もポピュラーな引き戻るタイプのヨーヨーの他に、引き戻らず糸を操り技を行うもの、糸を指から離すもの、複数使うものなどスタイルがいくつかあります。
けん玉
けん玉も人気の道具です。日本のみならず、海外でも高い評価を得ています。糸を使った技も行うためストリング系に分類しましたが、バランスやトスなどの要素も多く持ちます。
おすすめのけん玉について解説したこちらの記事もぜひ参考にしてください。
海外から逆輸入したKendamaが人気!けん玉の種類、おすすめをご紹介します
スティック系
一言でいえば棒を操るジャグリングをスティック系と分類してみました。
デビルスティック
両手に一本ずつ持ったハンドスティックで、真ん中のセンタースティックという棒を操るジャグリングです。センタースティックには手を触れずハンドスティックで叩いて、落ちないように宙に浮かせ続けます。
叩く、回す、バランスをとるというような技がありますが、見た目以上に難しいのがこの道具の面白いところです。
フラワースティック
デビルスティックと使い方はほぼ同じですが、形状が若干異なります。
「ベル」という花のようなものが両端についており、そこにハンドスティックをひっかけるという動きが可能です。体を転がすボディロールも得意です。
デビルスティックに比べて競技人口は少ないですが、できることの多い道具です。
スイング系
スイング系に分類したのは主に道具を振り回すタイプのジャグリングです。
ポイ
先端に重りの付いた紐を両手に持って振り回すジャグリングです。
もともとは先住民の儀式などで使われていたものが始まりですが、最新のものになると、光るものや映像が出るものなどまであります。
身体の前後左右や頭の上を自在に操る様子はまるでダンスのような優雅なジャグリングです。
アイソレーションを組み合わせたものや、トスを取り入れて複数操るものなど様々です。
スタッフ
「スタッフ」はスイングジャグリングを行うための棒です。
ポイと同じように振り回して技を行うスイングジャグリングですが、紐ではなく棒であるため独自のパフォーマンスが出来ます。
両端に飾りがついていたり、火を付けられるようになっているものがほとんどです。なかには、本体が光るものもあり、暗いところでのパフォーマンスでも活躍します。
似た道具に「メテオ」があります。これは、一本の長い紐の両端に重りがついているもので、「ポイ」と「スタッフ」の両方の特徴を持っています。中国では「流星」と呼ばれており、柔らかい紐なのに、振り回すと棒のようになるのが見どころです。
フロウワンド
ワンド、つまり杖がまるで空中でひとりでに動いているかのようなパフォーマンスができる道具です。手品に近いものがあります。
空中に浮いていき、演者の周りをクルクル回る様は見ていてとても不思議です。
上級者になると複数のワンドを同時に操ります。
コンタクト系
コンタクトとは英語で接触という意味です。つまり、投げたりせずに常に身体と道具が接触している状態で行うジャグリングのことをコンタクトジャグリングと言います。
クリスタルボール
水晶玉が宙に浮いているかのようなパフォーマンスを行うジャグリングです。
一般的にコンタクトジャグリングというとこれを指すことが多く、アイソレーションという道具を固定して動かすような不思議な動きの基本です。
一つのクリスタルボールを使うものと、複数のクリスタルボールを使うものがあります。
アイソレーションだけではなく、体の上を転がす「ボディロール」などの技も人気です。
エイトリング
8の字の形をした道具なので「エイトリング」です。輪っかを2つくっつけた形状をしていて。
うまく回すことで、宙に固定されて不思議な動きをしているように見えます。
円であることを生かした技が魅力です。1つから4つまで扱うことがあります。
マグネティックバトン
上記のエイトリングに似た動きをする道具ですが、輪っかではなく棒状です。
棒の両端に丸い飾りがついており、そこを中心点にして回すことでとても不思議な見え方をします。
その他
他にもジャグリング道具はまだまだたくさんあります。
どうしても分類しづらかった道具を紹介します。
ハット
帽子です。
シルクハットと呼ばれる帽子に似た形状をしていますが、ファッション用のものよりも重く投げやすく作られています。
投げる、転がす、被るなど様々なパフォーマンスが可能です。
シガーボックス
長方形の箱を3つ使ったジャグリングです。
2つの箱で真ん中に箱を挟み、ひっくり返したり入れ替えたりする技を行います。
大きな動きでダイナミックなパフォーマンスが魅力です。
シェイカーカップ
コップのような道具で、投げて行うジャグリングです。シェイカーカップ同士がきれいに重なるため、技のはじめと終わりは重なった状態になるのが特徴です。
カシャカシャっときれいに収まる様が気持ちが良いです。
皿回し
日本では昔からあった芸で、細長い棒の先で皿を回す「皿回し」ですが最近ではジャグリングとして人気です。
「スピニングプレート」と呼ぶこともあります。
バランスや複数の皿を使ったトスジャグリングなど、様々な応用がされています。
ダイススタッキング
複数のサイコロをカップの中に入れて振り、全てのサイコロを垂直に積み上げるという技です。
机の上に並べてサイコロを順番に掬っていき、最終的に一直線に積みあがるというパフォーマンスが一般的です。
ダイススタッキングはおもちゃコーナーなどでも販売されていることが多いので比較的はじめやすい道具であるといえます。
ジターリング
「ジターリング」とは大きな輪っかに小さなビーズが5つ程通されている形状の道具で、知る人ぞ知るスキルトイです。
ビーズが止まらないように大きな輪っかを回し続けるというものですが、なかなか想像がつかないのではないでしょうか。
詳しくはこちらの記事でまとめていますので是非ご覧ください
ジターリングをご存知ですか? まだ流行っていないだけ!やってみるとハマる超面白い玩具を紹介
さらにこの他にも
この他にもジャグリング道具はまだまだたくさんあります。
特にマイナーな道具を集めたこちらの記事もぜひ参考にしてください。
個性的な道具で注目の的に! マイナーなスキルトイ、ジャグリング道具の掘り出し物5選
まとめ
ジャグリング道具をできるだけたくさんご紹介してみました。
ジャグリング道具はたくさんありますが、それぞれの特徴をつかむと他の道具でも応用が出来てより楽しくなっていきます。
まずは気に入った道具から始めてみてたくさんのジャグリング道具にふれてみてください。
【驚愕の世界記録】 ジャグリングを世界で最も長く投げ続けた記録は約半日!!【大道芸】
ここまでご覧いただきありがとうございました。