「ディアボロを始めたいけれど、どんな種類があるのか知りたい」「初心者におすすめのディアボロが知りたい」という方に向けて、ディアボロの種類をメーカー別に解説します。
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ディアボロとは
ディアボロは「中国ゴマ」とも呼ばれるコマの一種で、お椀を2つくっつけたような形をしています。真ん中の部分にハンドスティックに通した紐を当てて回転させるのが特徴です。
日本でも人気が高く、ジャグリング世界大会では日本人が何度もこのディアボロでチャンピオンになっています。
ディアボロの選び方
ディアボロを始めるには、まずディアボロ本体を用意しましょう。選ぶ際の主な基準は、以下の3点です。
軸

ディアボロの中心部(紐が触れる部分)を「軸」と呼び、主に「固定軸」と「回転軸」の2種類に分かれます。
- 固定軸
軸が固定されているオーソドックスなタイプです。初心者には、まずこちらをおすすめします。 - 回転軸
片側のみが回転し、もう一方は回転しない特殊な軸です。回転の持続などに優れたメリットがありますが、固定軸とは異なる技も出てきます。
カップ

ディアボロ本体の“お椀”部分を「カップ」と呼びます。形や素材、硬さなどはメーカーやモデルによって少しずつ異なります。初心者のうちはそれほど神経質にならず、後述する「デザイン」で選ぶのもひとつの手です。
デザイン

ディアボロはカラーバリエーションやデザインがとても豊富です。せっかく購入するなら、自分の好きな色・デザインを選ぶとモチベーションも上がります。
おすすめのディアボロ(メーカー別)
ここからは、各メーカー別におすすめのディアボロを紹介します。自分がやりたいスタイルや好みに合ったものを探してみてください。
サンディア
ジャグリング世界チャンピオンのディアボロプレイヤー・矢部亮さんが監修しているメーカーです。カップの形状や軸の性能が高く、カラーバリエーションやオプションも豊富です。
ソアリン

- 過去のサンディア製ディアボロの良いところを組み合わせた固定軸タイプ
- 頑丈で変形や破損がしづらく、長く使いやすい
ゲンフウサンバイリン

- 「サンバイリン」という回転軸ディアボロの一種
- カップが軽量で、複数のディアボロを同時に操る技にも最適
エボリューションG3

- 特殊な素材を組み合わせたカップ構造で回転の持続力が高い
- パーツ数が多く、好みに合わせてカスタム可能な上級者向けモデル
エピック
2012年創業のマレーシアのディアボロメーカー「エピック ジャグリング プロップ」。マレーシアはディアボロプレーヤーが多く、トッププレーヤー監修の高品質ディアボロを販売しています。
A-DREAM

- 後ろに数字がつくモデル(例:2.0 など)で性能にやや違いあり
- 軽量かつ軸が広めなので扱いやすく、紐が絡まりにくい
- 1個のディアボロで複雑な技を行う人や、複数同時に操る人など幅広い層に支持されている
ヘンリース
ドイツの老舗ジャグリングブランド。ボールやデビルスティック、シガーボックスなど多彩な道具を製造しており、信頼性が高いのが特徴です。
ディアボロ サーカス
- ジャグリング全般を作るメーカーの中で初心者向けにおすすめ
- 安価ながら十分使用可能で、まずはこのモデルから始めて、レベルアップ後に上位モデルへ買い替えるのもあり
舞鈴劇場
ディアボロの本場・台湾のメーカー兼パフォーマンスチーム。台湾内外で公演を行うトッププロによるディアボロで、高品質なものが多いです。
ハイパースピンTZ

- トッププレーヤーも使用する回転軸の高性能ディアボロ
- 使いやすさはもちろん、2種類の素材が作り出す波状模様が美しく、デザイン面でも魅力的
ジャグルドリーム
イギリスのジャグリングメーカー。安価ながら高性能な道具が多いのが特徴です。
タイフーン
- クリアカラーのカップが美しく、形状もスタンダードで扱いやすい
- 価格が安いので、初心者がまず試すディアボロとしておすすめ
- 回転軸バージョンとして「ハリケーン」も用意されている
その他、準備するもの
ディアボロ本体だけではなく、以下の道具も用意しましょう。
ハンドスティック
- 手で持ってディアボロを操作するための棒
- 紐が通せるようになっており、素材や長さ、太さなどは好みに合わせて選択
ストリング(紐)
- ディアボロに回転をかける紐で、基本的にディアボロに直接触れるのはこの部分だけ
- 摩擦で擦り切れたり毛羽立ったりするため、替え紐を用意しておくと安心
10mm ボックスレンチ
- ディアボロはボルトでカップと軸を固定しているため、使用中に緩むことがあります
- 緩んだままだと回転が不安定になり、破損リスクも高まるため、こまめに締め直せるようレンチは必須です
まとめ
ディアボロはメーカーやモデルによって性能・デザインが異なり、豊富な選択肢が用意されています。自分が目指すプレイスタイルや好みに合ったディアボロを見つけて、ぜひジャグリングを楽しんでください。
- 他のジャグリング道具について知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

おわりに
当ブログでは、私がジャグリングやバルーンアート、マジックなどのパフォーマンスを通じて培ったノウハウや体験談、そしてエンターテイメントバー「ジ・エンターテイナー」の運営経験も交えながら、幅広い方に役立つ情報をお届けしています。
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