ジャグリング

大道芸人やマジシャンが使っている道具の名前を教えます 【ショーで使う道具紹介】

大道芸人がジャグリングをする箱の名前や、マジシャンが使うハンカチの名前をご存知でしょうか。

今回は大道芸人やマジシャンがステージショーで使っている道具についてご紹介します。

大道芸のショーとマジックショー

大道芸というと、ジャグリングやバルーンアートのパフォーマンスが多いです。普段の生活では見かけないような変わった道具が次々と出てくるので、道具の名前が気になるというかたもいるのではないかと思います。

そして、マジシャンの道具についても少しだけ紹介したいと思います。

大道芸人やマジシャンはショー中に様々な道具を使います。
大道芸のパフォーマンスとマジックショーではそれぞれ使われる道具が違いますので、紹介します。

大道芸人が使う道具

ジャグリングショー、マジックショー、バルーンアートの3つに分けてそれぞれよく使われる道具について説明します。

ジャグリングショー

ジャグリングショーでは、あまり馴染みのない専用のジャグリング道具を使用してパフォーマンスを行います。

中には見たことがあるものもあるかもしれませんが、名前までは知らない。ということもあると思いますのでご紹介します。

クラブ

よくボーリングのピンのようなものをジャグリングしているイメージがあるかもしれません。
この道具の名前は「クラブ」と言います。クラブとは棍棒という意味で、このジャグリング道具は棍棒を模して造られているわけです。

ボールと同じように投げてジャグリングをしますが、回転があるため特有の動きがあり、難しいですがそのぶん見栄えがします。

大道芸ではメインのパフォーマンスで使われることが多く、派生として「ナイフ」や「トーチ(松明)」などがあります。

(トーチ)

火の付いた棒をクルクルと投げるファイヤージャグリングはスリルがあります。

ディアボロ

中国ゴマと呼ばれることが多いジャグリング道具で、紐を使って空中で操るコマのことを「ディアボロ」と言います。
お椀を2つ合わせたような形状のコマを、「ハンドスティック」という2本の棒につないだ紐を使って回転させ、投げ上げたり、回したりします。

ヨーヨーに似ていますが、ヨーヨーよりも大きく、コマと紐がつながっていないため高く投げ上げたりとヨーヨーにはできない技が魅力で、大道芸人に好まれています。

明治時代頃から日本で流行しだしたようです。

1つのディアボロで複雑な技を行う場合が多いですが、2個、3個と複数のディアボロを同時に操る場合もあります。

シガーボックス

「シガーボックス」と呼ばれるジャグリング道具で、基本的に3つの箱を使ったジャグリングを行います。
両手に1つずつシガーボックスを持ち、間に1つのシガーボックスを挟んだ状態で技を行います。

手に持っているシガーボックスをひっくり返したり、真ん中のシガーボックスと入れ替えたりと技のバリエーションが多いことが特徴です。
そして何よりも、技が決まったタイミングが分かりやすいため、大道芸においては拍手が貰いやすいので、好んでこの道具を披露することもあります。

基本は3つのシガーボックスを使いますが、4つ以上使う場合もあり、10個以上の多数のシガーボックスを使った技もあります。

ローラーボーラー

ジャグリング道具ではありませんが、この上でジャグリングをすることが多いです。

丸い筒の上に板をのせ、左右に揺れる不安定な状態で上に乗りバランスをとる、という芸を行います。
そして、その揺れる足場の上でバランスをとりながらジャグリングをするというパフォーマンスをすることが多いです。

筒と板のセットで「ローラーボーラー」です。「ローラーバランス」と呼ばれることもあります。

筒の数を増やすこともありますが、筒の数が1つ増えると360度すべてにバランスをとらなければならなくなり、難易度が跳ね上がります。

マジックショー

マジックショーではマジシャンが様々なマジックを披露しますが、今回は特に有名なもの、ステージマジックで頻繁に使われるものをご紹介します。

フォーク

フォークを目の前でぐにゃりと曲げてしまう、というマジックをみたことがある人は多いのではないでしょうか。
テレビでも放送されることが多かったこの超能力のようなことをするために必要な道具をご紹介します。

フォークです。

ご存知の通り、食事に使用するフォークです。

実は本当に普通のフォークを使っています。デザートフォークという大きめのフォークを使っていました。小さいものよりも見やすいのでこちらを使います。
実際に普段から生活の中で使用する道具を使って奇跡のようなことを起こすからマジックはすごいですね。

シルク

マジシャンが使う色のついたハンカチは「シルク」といいます。シルクとは英語で絹のことで、実際に絹製のものがほとんどです。
非常に柔らかく触り心地がいいです。

サイズも様々で、10cmほどの小さなものから90cmの大きなもの、「のべシルク」という長いシルクもあり、色も赤、青、黄、白、黒とたくさんの種類があります。
他にも、イラストなどのデザインがあるものや文字が書いてあるものもあります。

このハンカチを使ったマジックには、手の中からたくさんのハンカチが出てくるものやハンカチの分裂、ハンカチが貫通するものなどがあります。

ギンバト

マジシャンといえば鳩を出すマジックを思い浮かべる人も多いと思います。ステージマジックの代名詞と言っても過言ではない鳩ですが、マジシャンが出す鳩はほとんどが白くて綺麗な羽を羽ばたかせています。

この白い鳩は「ギンバト」という鳩です。駅前や公園などにいる野生の灰色の鳩とは違う種類の鳩で、「ジュズカケバト」という鳩のうち白いものを「ギンバト」と呼びます。

鳩は頭が良く、マジシャンと仲良く慣ればステージショーで大活躍です。

バルーンアート

バルーンアートとは、風船を使ったパフォーマンスです。イベントなどで活躍することも多いパフォーマンスです。

ペンシルバルーン

一本の細長い風船を捻って動物やキャラクターなどの形を作っていくパフォーマンスを見たことがあるでしょうか。
このバルーンアートに使用する細長い風船は「ペンシルバルーン」、「ツイストバルーン」などと呼ばれます。

よく見る丸いバルーンは「ラウンドバルーン」といいますが、細長いバルーンも同じ素材でできています。

太さが3種類くらいあり、色もたくさんあるので組み合わせて大きな作品を作ることができます。

バルーンについて解説したこちらの記事も是非参考にしてください。

ポンプ

細長い風船は、丸い風船に比べて膨らますのが難しいです。
息で膨らませることもできますが、コツが入りなかなか膨らませることができません。

そこでバルーンアートのパフォーマーはよく空気ポンプを使います。
筆者は「レッドポンプ」という赤いポンプが好きで愛用していますが、この「レッドポンプ」は押したときだけ空気が入るので、空気量の調節がしやすいのが特徴です。

押した時と引いた時、どちらも空気が入るタイプのポンプもあります。こちらのポンプのメリットは膨らます時間が2倍早くなる点です。

また、置き型のものは1回で細長い風船が全部膨らみます。
電動のものもありますが、バルーンアートではあまり使いません。

まとめ

ジャグリングやバルーンアート、マジックショーで使う道具の金額です 詳しくはグループに送ったのでみてくださいについてご紹介しました。

ジャグリング道具についてはこちらの記事で他にも紹介しています。
マジック道具は、今回はステージショーで使う道具について紹介しましたが、こちらの記事では、テーブルマジックで使う道具について解説しています。

また、ジャグリングについてご紹介しているこちらの記事もよければご覧ください。