筆者は大道芸、マジックなどを披露するパフォーマーですが、パフォーマンスを演じてきて一番成長したと思う方法と、その理由を説明します。
Table of Contents
一番の上達のコツ
筆者は、ジャグリングやマジックを7年間練習し、パフォーマンスをしてきました。その中で、最も成長を実感したのはいつだったのかを考えてみました。
パフォーマンス上達のコツは何かを模索しながら、さまざまな練習を試してきましたが、現時点での結論をお伝えします。
一番の上達のコツ、それは「人に見せること」 です。
1人で練習することも大切ですが、最も成長につながるのは、人に見せてフィードバックを得ることだと感じています。
実際に、毎日必ずパフォーマンスをし続けていた時期が、最も成長していたと実感しているからです。

人に見せることで得られるメリット
人に見せることで得られるメリットは、大きく分けて3つあります。
反応を見て練習できる

相手がいることで、パフォーマンスに対するお客さんの反応を見ることができます。
筆者はプロとしてお客さんの前で演じることを目的にしています。そのため、本番の練習として、相手がいる状況で練習できるのは大きな利点です。リアルな反応を基に、改善しながら技術を磨くことができます。
また、観客の反応は時と場所によって変わります。同じ演技でも、子供が多い場合と大人ばかりの会場では受け取り方が異なることがあります。このような場数を踏むことで、さまざまなシチュエーションに対応する力が養われます。
自信がつく

マジックやジャグリングを始めたばかりでも、「まだ上手くないから」と恐れずに人に見せてみてください。
仲の良い友人や家族に披露すると、「すごい!」「面白い!」と言ってもらえることがあります。それが大きな自信につながります。
また、失敗しても観客が意外と気にしていないことがわかることがあります。「完璧に成功しなければいけない」というプレッシャーから解放され、リラックスして演じられるようになるのも大きな成長ポイントです。
新しい技を覚えられる

相手に見せることで、思いも寄らない反応やフィードバックをもらえます。
また、「こんなマジックが見たい」「こういう演出があると面白い」といったリクエストをもらうこともあります。これにより、自分1人では挑戦しなかった技に向き合うきっかけになることがあります。
例えば、筆者は観客から「空中に浮くようなトリックはできないの?」と聞かれ、それまで意識していなかったフローティング系のマジックを研究するきっかけになりました。人に見せることで、新しい挑戦の機会が増えます。
実際に人に見せる方法
友達・家族に見せる
友達や家族に見せるのが、一番手軽な方法です。
自信をつけるきっかけにもなりますし、気心知れた相手だからこそ、他人にはないような感想をもらえるかもしれません。
さらに、親しい相手ならフィードバックを気軽に受けられるので、「この動作はもう少しゆっくりの方がいいかも」「このセリフが分かりにくい」など、演技のブラッシュアップにもつながります。

動画をSNSに投稿

もっと多くの人に見てもらいたい場合、動画を撮影し、SNSに投稿するのもおすすめです。
YouTubeやInstagram、Twitter、TikTokなど、手軽にアップロードできます。コメントや「いいね」などの反応がもらえると嬉しいですね。
ただし、実際に目の前でのリアクションが得られないため、「どの部分が面白がられたか」が分かりづらいのが難点です。

営業・交渉をする

より実践的な場を求めるなら、直接交渉してパフォーマンスの機会を得る方法もあります。
たとえば、以下のような場所でマジックを披露できるチャンスがあります。
- 居酒屋
- マジックバー
- レストラン
- 保育所
- 介護施設
- 地域のイベント
このような場で演じることで、観客との距離が近くなり、直接的なフィードバックをもらいやすくなります。

4. ストリートパフォーマンス
大道芸やストリートマジックと呼ばれるもので、駅前や公園、路上などで道行く人にパフォーマンスを披露する方法です。
興味を引きつけ、観客を巻き込む必要があるため、技術的にも精神的にも上達につながります。ただし、場所によっては許可が必要なので注意しましょう。

抑えるべきポイント
人に見てもらう上で以下の2点を踏まえるとより上達すると感じたのでご紹介します。
新しく覚えた技を躊躇せずに披露する

練習して少しできるようになった技なども人に見せることで上達が早くなることがあります。
「まだ練習中だから」とためらわずに、人に見せるのも練習と思って披露してみることも必要だと思います。
やってみると意外と反応が良かったりと楽しめるかもしれません。
相手を楽しませるという気持ち

当たり前かもしれませんが、相手を楽しませることを意識します。
すると相手はどんなふうに見えているか、どう感じるか、と考えられます。
例えば何度か演じているうちに「この言い回しより、こっちの方がわかりやすいな」と気付いたりするのです。
筆者は新しい技を披露するときは、「うまくできているか」よりも、「相手が楽しんでいるかどうか」を意識するようにしています。
まとめ
結論、筆者が考える「パフォーマンスを上達させる一番の方法」は「人に見せる」ということです。
練習中でも恐れずにガンガン披露して経験を積んでいくことが最も上達の近道になると考えています。
人前で演じることで、技術の向上だけでなく、観客とのコミュニケーション能力やアドリブ力も鍛えられます。また、フィードバックを活かすことで、演技の質が向上し、より魅力的なパフォーマンスができるようになります。
最初は緊張するかもしれませんが、少しずつ場数を踏むことで、自信もついてきます。小さな一歩から始めて、ぜひ多くの人に自分のパフォーマンスを届けてみてください!
大道芸をやってみたいと思っていただけたらこちらの記事が参考になると思います。

おわりに
当ブログは、私がジャグリングやバルーンアート、マジックなどのパフォーマンスやYouTubeへの動画配信を通じて培ったノウハウや体験談、そしてエンターテイメントバー「ジ・エンターテイナー」の運営経験も交えながら、幅広い方に役立つ情報をお届けしています。
- 大道芸やストリートパフォーマンスに興味がある方
- ジャグリング・マジック初心者だけれど始めてみたい方
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