「サイトスワップ」をご存じでしょうか?
ジャグリングを数列で表すというもので、色々なパターンのジャグリングが可能になります。
今回はそんなサイトスワップについて解説し、おすすめランキングをボールの数ごとにご紹介していきたいと思います。
Table of Contents
サイトスワップとは
「531」、「7131」などのようにジャグリングを数列で表現することが出来ます。
「サイトスワップ」とはお手玉などのトスジャグリングにおいて、ボールの高さを数字で表すものです。
高さを表す数字とその順番によってジャグリングのパターンが決まるものです。
サイトスワップの基本
サイトスワップでは0から順番に整数を使っていきます。
数字が大きくなればなるほどボールの高さも高くなるという決まりです。
そして、「偶数は投げた手でキャッチする。」「奇数は投げた手と反対の手でキャッチする。」というのが基本的なルールです。
サイトスワップの数字の意味
0=手に何も持たない状態
1=反対の手に手渡し
2=ボールを手に持ったまま
3=反対の手に弧を描いて投げる
4=上に投げ上げて投げた手でキャッチ
5=反対の手に”3”よりも高い高さで投げる
6=上に”4”よりも高い高さで投げ上げてキャッチ
7=反対の手に”5”よりも高い高さで投げる
8=上に”6”よりも高い高さで投げ上げてキャッチ
9=反対の手に”7”よりも高い高さで投げる
a=上に”8”よりも高い高さで投げ上げてキャッチ
0から順番に高くなっていきます。
ちなみに”9”の次は”a”です。0123456789abcd……となります。
サイトスワップの考え方
サイトスワップは右手、左手を交互に投げるという前提で成り立っています。
例えば「531」で、右手で投げ始めるとすると、
右手で5
→左手で3
→右手で1
→左手で5
→右手で3
→左手で1
というようになります。
表で表すと以下の通りです。
一投目 | 二投目 | 三投目 | 四投目 | 五投目 | 六投目 | 七投目 | …… | |
右手 | 5 | ー | 1 | ー | 3 | ー | 5 | …… |
左手 | ー | 3 | ー | 5 | ー | 1 | ー | …… |
1投目に「5」で投げたボールは6投目の「1」に
2投目に「3」で投げたボールは5投目の「3」に
3投目に「1」で投げたボールは4投目の「5」になります。
これは、例えば「5」であれば5投あとに手に帰ってきますが、「1」は手渡しだから1投後には手にわたっているからです。
おすすめランキング
それではボールの個数ごとにおすすめのサイトスワップを人気ランキングでご紹介していきます。
なお、このランキングは筆者の偏見で選定しております。
ちなみに、アプリ「iJuggle」を使用させていただきました。
ボール3個
まずは、トスジャグリングの基本である3個のボールを使ったサイトスワップです。
5位・・・50505
「チェイス」とも呼ばれる技です。
片手ずつ交互に3つ連続で投げるような形です。
4位・・・441
上に投げるボールと手渡しのボールしかありません。
リズムがよく投げやすいです。
1を足の下を通したりとボディースローされることが多いです。
3位・・・(4,2x)(2x,4)
「ボックス」と呼ばれる技です。
その名の通り蓋のない箱状の形になります。
全てのボールがずっと同じ動きをするのが特徴です。
例えば右手で上に投げるボールはずっと上に、手渡しで左右の手を行ったりきたりするボールはずっと横の動きです。
2位・・・55500
「フラッシュ」です。
3つすべて投げ上げ両手ともに何も持っていない状態である0になります。
色々な技に応用できて、例をあげると0の間にピルエットをする3upピルエットがあります。
1位・・・423
423は2がはいるため余裕のあるサイトスワップです。
そのため、4や3をボディースローしたり、4をこめかみにおいたりとアレンジがしやすいです。
ボール4個
ボール4個をつかったサイトスワップはこちらです。
5位・・・363
カスケード中に左右交互に2in1ハンドを行うようなサイトスワップです。
4位・・・(6x、4)(4、2x)
シンクロで投げるボックスのような形です。
5ボールでの(6x、4)(4、6x)の練習になります。
3位・・・26[31]
「ボックス」の手渡しをマルチで投げるような技です。
2位・・・5551
3ボールフラッシュの後、1つを手渡しするような形です。
5ボールカスケードの練習にちょうど良いです。
1位・・・9151
「シャワー」の形に似ていますが、9を投げている間に下で3ボールシャワーをする感じです。
ボール5個
最後にボール5個を使ったサイトスワップです。
5位・・・37
5ボールのハーフシャワーです。
4位・・・[41]
左右交互にマルチで投げる技です。
見た目にも楽しく難易度もそこまで高くありません。
3位・・・744
5ボールカスケードができたら挑戦してみるサイトスワップです。
カスケード中にファウンテンを行うような感覚です。
2位・・・(6x、4)(4、6x)
左右交互にシンクロで投げます。
投げるボールは片方がクロス、片方が真上に投げるもので、見た目が美しいです。
1位・・・97531
5つのボールを全て異なる高さでクロスさせます。
一瞬、ボールが縦に一直線に並ぶところがとても綺麗です。
サイトスワップの秘密
サイトスワップにはあるルールがあります。
それは
数字を全て足して数字の数で割って得られた数のボールでジャグリングが出来る
ということです。
どういうことかというと、例えば「7531」を例にすると、
①まずは数字を全て足します。
7+5+3+1 で答えは 『16』 です。
②次に数字の数ですが、
7,5,3,1というように数字が4つあるので 『4』 です。
③それでは①を②で割ります。
16÷4 で答えは 『4』 です。
つまり「7531」は4つのボールでのジャグリングが可能ということになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。サイトスワップについて解説してみました。
お気に入りのサイトスワップが見つかりましたら幸いです。
ぜひジャグリングを楽しむ際にお役立てください。
ここまでご覧いただきありがとうございました。